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ジーナ「みんな揃ったわね?」
マテオ「あの……本格的にモデル活動を再開するって本当ですか?」
ジーナ「そうよ」
ジーナ「結婚を機に第一線を引いてしまったけれど、離婚を機にモデル復帰することにしたわ」
ジーナ「ブリアナはメイク兼スタイリスト、マテオはマネージャーとして私のチームに参加してほしいの」
ブリアナ「チームって、愛人君も入ってる感じですか?」
ジーナ「ちょっと……」
ジーナ「その『愛人君』って呼び方やめてくれる?」
ジーナ「カイルと出会ったのは離婚が決まってからよ。不倫じゃない」
ブリアナ「えー?離婚は決まっても成立はしてなかったんですよね?」
ブリアナ「やっぱ愛人じゃん」
ジーナ「……」
ジーナ「カイルはこれでも一応モデルだから、アドバイザーとしてチームに加わってもらうわ」
カイル「一応って……俺、歴としたプロのモデルなんですけど」
ジーナ「モデルっていっても『下着モデル』じゃない」
カイル「あ!」
カイル「ジーナさん、今下着モデルを馬鹿にしたでしょう?」
カイル「下着モデルだって立派な仕事だよ?モデル次第で売り上げが左右されるんだから」
ジーナ「はいはい」
ジーナ「とにかく、カイルも協力お願いね」
カイル「ジーナさんのためなら喜んで」
ジーナ「離婚が成立したお陰で資金には困らないから、あなた達の力で私を売り出す方法を考えて頂戴」
ブリアナ「資金って……財産分与と慰謝料でどんだけもらえたんですか?」
ジーナ「別荘2つと高級車3台、1000万シムオリオンを優に超える貯金を分取ってやったわ」
ブリアナ「さすがジーナさん、容赦ないっすね」
カイル(悪魔の所業……)
マテオ「あ、あの……ジーナさんのモデル復帰を応援したい気持ちは山々ですが、実際問題可能なのでしょうか?」
ジーナ「え?」
ブリアナ「確かに。ジーナさん、もう30代半ばですよね?需要あるかなー?」
ジーナ「失礼ね」
ブリアナ「一人息子君も、モデル復帰するって言ったら呆れてたじゃないですか」
ジーナ「……あの子は反抗期なのよ」
ブリアナ「第一、メイクやスタイリストのバイトはしてるけど、私の本業はバンドだし」
マテオ「ぼ、僕もマネージャー経験はありますが、お世辞にもやり手だとは言えません……」
ジーナ「ブリアナはともかく、マテオ。あなたはオリビア・ベネットの元マネージャーでしょう?」
マテオ「そ、そうですけど……」
マテオ「オリビアさんの場合は、僕が仕事を取らなくても勝手に依頼が来たので……」
ジーナ「私がオリビア・ベネットに劣っているとでも?」
マテオ「い、いいえ!決してそんなことは……」
ブリアナ「愛人君はどう思う?このチームでジーナさんのモデル復帰を目指すって、厳しいと思わない?」
カイル「うーん……」
カイル「厳しいとは思うけど、結果なんてやってみないとわからないよね」
カイル「ジーナさんがどうしてもって言うなら、俺はできる限りサポートするよ」
ブリアナ「……愛人君、ジーナさんに甘すぎ」
ブリアナ「まぁ、私もちょうど割の良い仕事探してたところだし。お金もらえる以上は協力しますよ」
マテオ「ぼ、僕も……オリビアさんが引退してしまったので、ジーナさんに雇って頂けるとありがたいです」
ジーナ「よし、まずはジーナ・セレストを売り出すことから始めるわよ」
ジーナ「オリビア・ベネットが消えた今、芸能界に敵はいないわ」
ジーナ「モデル復帰目指して頑張るわよ!」
ブリアナ「おー!」
カイル(ジーナさん……)
カイル(オリビア・ベネットより下だって自分で認めてるんだよな……)
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m