前進しているように見えても、後退していることがあるーー
ローズ「エミリーは鼻で笑いながら、こう言いました。
『黒のハイネックニットに黒のスキニーパンツ?あなたのコーデって随分地味ね』」
ローズ「すると、シェリーは不適に微笑み、こう言い返しました」
ローズ「『あら、このレオパードのボアコートが目に入らないのかしら?』」
ジェシー「ローズが真面目に母親やってるなんて、不思議だな……」
マリオン「あれが真面目な母親に見える、あんたの方が不思議よ」
ローズ「あれ?ジェシーさんだ!こんばんは」
ジェシー「こんばんは」
ジェシー「カイル、随分大きくなったな」
ローズ「うん、お陰でどんどん服が入らなくなっちゃって……」
ジェシー「1万シムオリオン分も買って、もう入らないのか?」
ローズ「子供の成長って容赦ないよね……」
ローズ「そうそう、来月カイルの誕生日なの」
ジェシー「……また俺に服買わせるつもりか?」
ローズ「よろしくお願いしまーす」
ジェシー「まったく……」
マリオン「あら、もう帰るの?」
ローズ「うん、カイルを寝かさないと」
ローズ「またね」
マリオン「気をつけて帰るのよ」
ジェシー「ローズもカイルも、元気そうで良かった」
マリオン「……ジェシー、あんたも最近調子良さそうね」
ジェシー「俺?俺はいつも通りだよ」
マリオン「恋人とは上手くいってるの?」
ジェシー「恋人っていうか……恋人(仮)?」
マリオン「何よそれ?」
ジェシー「試用期間中らしい」
マリオン「試用期間?あんたほどの良い男が、情けない……」
ジェシー「まぁ、結局恋人と変わらないから気にしてないけど」
マリオン「……」
マリオン「もっと自分を大切にしなさい」
マリオン「試用なんてしなくても、あんたのことを一番に想ってくれる相手がいるはずよ」
ジェシー「……」
ジェシー「……だとしても、俺はあいつが良いんだ」
マリオン(私だったら……)
マリオン(何よりも誰よりも、あんたを大切にするのにね……)
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恋は盲目。
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