自分の闘いには、自分で決着をつけなければならないーー
ローズ「マリーちゃん、お客さんを紹介してくれるって言ってたけど……どんな人かな?」
ローズ「あれ?」
ローズ「あの人……」
マリオン「ローズ、いらっしゃい」
ローズ「こんにちは。早かったかな?」
マリオン「大丈夫よ。もう用事は終わったから」
ローズ「……」
マリオン「カイルは?」
ローズ「お姉ちゃんが、病院に連れて行ってる」
マリオン「あら……カイル、体調が悪いの?」
ローズ「ちょっと食欲がないみたい。でも、お姉ちゃんが看ていてくれるから大丈夫」
マリオン「そう。大したことないと良いわね」
ローズ「うん……」
ローズ「ねぇ、マリーちゃん」
ローズ「ここで会ってた人は、知り合い?」
マリオン「……えぇ」
マリオン「私のパトロンよ。この店を出す際に出資してもらったの」
ローズ「あの人、投資家でしょう?」
マリオン「……あんた、あいつのこと知ってるの?」
ローズ「以前一度だけ会ったことがある。愛人になったら出資してやるって言われたの。もちろん、断ったけどね」
マリオン「良かった……あいつと関わってはダメよ」
ローズ「マリーちゃん、あの人と何の話してたの?」
マリオン「……」
マリオン「独立の話よ」
マリオン「この店を出す際に、開店してから10年間、売り上げの30%をあいつに納めるって約束で出資してもらったのよ」
マリオン「ところが、年々割合を増やされる上に、いつまで経っても上納金を要求される」
マリオン「最初は恩があるから黙っていたけど、いい加減愛想が尽きてね。どうにか独立できないか話し合っているんだけど……こちらの分が悪過ぎる」
ローズ「何か方法はないの?」
マリオン「あるにはあるけど……」
マリオン「手切金として、1000万シムオリオン払えですって」
ローズ「1000万シムオリオン!?」
マリオン「上納金だけでも大変なのに……こんな大金、一生かかっても用意できないわよ」
ローズ「マリーちゃん、待ってて。私とお姉ちゃんも協力する」
マリオン「良いのよ。あんた達にはカイルがいるでしょう?これは、私の問題」
ローズ「でも……」
マリオン「ありがとう、ローズ。気持ちだけで十分よ」
マリオン「さてと、無駄話が過ぎたわね。あんたに依頼を希望してるセレブの情報を伝えておくわ」
ローズ「マリーちゃん……」
ローズ(こんなの、絶対に間違ってるーー)
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シムオリオンのレートがわかりません……。
当ブログでは、ざっくり1シムオリオン=100円(1000万シムオリオン=10億円)換算です。
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m