側にいると出会えないのに、離れた途端に出会えることがあるーー
クリス「なぁ、ライアン」
ライアン「なんすか、先輩」
クリス「こんなところに家なんてあったか……?」
ライアン「家は以前からありましたけど、人は住んでいなかったような……」
ライアン「こんばんはー!」
クリス「あ、おい……」
ガラッ
「……はい、何かご用でしょうか?」
ライアン「どうも、最近引っ越してきた人っすか?」
「えぇ、一週間前に引っ越してきました。ハワード・ネイビーと申します」
ライアン「初めまして。俺はライアン・イエローっす」
ライアン「こっちは俺の先輩のクリス・ブルー」
クリス「初めまして」
ライアン「俺たちも島外から引っ越してきたんです。
何か困ったことがあったら、相談に乗りますよ」
ハワード「それは助かります」
ハワード「よかったら、上がってください」
クリス「立派な家ですね」
ハワード「仕事で使うことを条件に、国から安く譲ってもらえたんですよ」
クリス(あれ?そんな裏技アリなのか……?)
ライアン「仕事って?」
ハワード「ここを島の診療所にするんです」
ライアン「お医者さんなんですか?」
ハワード「はい。Britechester大学の医学部を出て、San Myshunoの病院で働いていました」
クリス「奇遇ですね。俺たちもBritechester大学出身です」
ライアン「先輩が132期生で、俺が133期生っす」
ハワード「そうなんですか。私は130期生です」
クリス「ということは……」
ライアン「先輩の先輩だから、大先輩っすね」
ハワード「まさかこんな場所で後輩に会えるとは思っていませんでした。
これも何かの縁ですね。どうぞ、これからは気軽に遊びにきてください」
ライアン「うっす」
クリス「ありがとうございます」
(シャワーや洗濯機、貸りられるかな……?)
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図々しい後輩達。
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