幸せな生活を送るためには、安住の地が必要であるーー
ライアン『大学寮で生活していたように過ごしたいってことっすーー』
クリス(……ということは、やっぱり『家』が必要か)
クリス「よし」
クリス「こんにちは」
島民A「クリス、こんにちは!」
島民A「今日はどうしたの?」
クリス「作物がたくさん取れたから持ってきたんだ。よかったら食べて」
島民A「この島にない作物ね。いつもありがとう」
クリス「実は、お願いがあるんだけど……」
コンコン
島民B「ハイ、クリス」
クリス「こんにちは」
島民B「また作物を持ってきてくれたの?いつもありがとう」
クリス「こちらこそ、試食に付き合ってくれてありがとう。
今日はお願いがあって来たんだ……」
島民C「いつも作物をありがとう、クリス」
クリス「どういたしまして」
島民C「それで、お願いって何?
クリスにはいつもお世話になってるからね。なんでも協力するよ」
クリス「ありがとう。実は……」
島民D「クリスじゃない!こんにちは」
クリス「こんにちは」
島民E「いつも作物を届けてくれてありがとう」
島民D「お陰で料理のバリエーションが増えたわ」
クリス「実は、お願いがあるんだけど……」
島民D「あら、何?」
ライアン「あれ、先輩。まだ仕事中っすか?」
クリス「いや、島の人たちの家に作物を配っていたんだ」
ライアン「へぇ……」
ライアン「みんな喜んでくれました?」
クリス「あぁ。もう少し改良すれば、島外にも出荷できそうだ」
ライアン「さすがっすね、先輩」
クリス「なぁ、ライアン。家を持つとしたらどんな家がいい?」
ライアン「家っすか?」
ライアン「俺は、最低限の設備さえあれば十分っす」
クリス「まぁ、そうだよな」
ライアン「それから、人を呼べるような家がいいっすね」
クリス「人を呼べる家?」
ライアン「どうせなら友達呼んで賑やかに過ごしたいなって」
クリス「なるほど……」
クリス(豪邸はまだ無理だけど……とりあえず挑戦してみるか)
ライアン「あとはアレかな……」
クリス「ん?」
ライアン「リタがいれば完璧っす!」
クリス「……あれだけ罵倒されてもめげないお前のメンタル、本当に尊敬するよ」
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ライアンにも、尊敬できるところが一つだけありました。
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m