Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

MENU

【Sims4】#17 究極の選択(後編)【Del Sol Valley】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

ハンナ「予約が入っていない!?」

 

ハンナ「でも、セドリックさんは確かにこのラウンジを予約したって……」

 

「当店は17時より他のお客様の貸切となっております。ハンナ・カーマイン様のお名前での予約はリストにありません。お引き取り下さい」

 

ハンナ「……どういうこと?」

 

 

 

エイベル「それで?」

 

エイベル「わざわざ俺に会いに来たんだ。よほど大事な話があるんだろう?」

オーウェン「わかっているはずだ」

 

オーウェン「エイベル・グラナート。あんたに反ゴールド同盟に参加してほしい」

 

エイベル「……ゴールド家を敵に回せと?」

オーウェン「現当主であるアレクシスには、後継者がいない」

 

オーウェン「アレクシスに“万が一のこと”があれば、次期当主の座は、自動的に従兄弟であるあんたのものになる」

 

オーウェン「わかるか?俺たちと手を組めば、あんたは苦労せずにゴールド家の莫大な資産や権力を手に入れられるんだ」

 

エイベル「……呆れた。ゴールド家の足を引っ張る程度の話かと思えば、アレクシスの命まで狙ってんのか」

 

エイベル「高望みし過ぎだろう」

オーウェン「……俺たちには、経済界や政治界の大物もついている」

 

オーウェン「高望みかどうか、試してみるか?」

 

エイベル「断る。俺は金にも権力にも興味はない」

 

エイベル「ゴールド家の当主の座なんてタダでもいらねぇ。俺の願いは、作家として成功すること。それだけだ」

 

エイベル「わかったらとっとと失せろ。三流不動産屋」

 

オーウェン「お前……」

セドリック「返答を得て満足しただろう?エイベル様は、お前たちと組むつもりはない」

 

セドリック「無事に帰りたければ、今すぐ立ち去れ」

 

オーウェン「ジェームズ・ラセット。ジュリアンの子守りは引退して、作家のお守りに転身したのか?」

 

オーウェン「お前のことは知っている。ジュリアンが好き勝手やらかしたせいで、護衛担当をクビになったらしいな」

エイベル「……」

 

オーウェン「酷い話だよな。長年ゴールド家に仕えて来たのに、ガキ一人のわがままの所為でお前が責任取らされるなんて」

 

セドリック「……」

オーウェン「どうだ、お前も来ないか?」

 

オーウェン「俺たちが手を貸してやる。一緒にゴールド家に復讐しようじゃねぇか」

セドリック「勘違いするな」

 

セドリック「俺はジュリアン様を恨んでなどいないし、ゴールド家への忠誠が揺らいだことなど一度もない」

 

オーウェン「……そうかよ。ゴールド家の護衛係ってのは、つくづく面白味のねぇ男ばかりだな」

 

リック「そこまでだ」

 

リック「これ以上勝手な真似をするなら、こちらにも考えがある」

 

オーウェン「おいおい、殺気立つなよ。ちょっと世間話をして、今帰るところだ」

 

オーウェン「あんたらと決着をつけるのは、今じゃない」

リック「……」

 

オーウェン「気が変わったら連絡してくれ」

 

オーウェン「俺たちはいつでも歓迎するぜ。エイベル」

 

エイベル「……」

リック「ルーク」

 

エイベル「どっちを消すつもりだった?」

 

エイベル「俺か、あいつか。なぁ、リック・ブラウン」

 

リック「返答によります」

エイベル「敵に降れば、俺を消してたってことか」

 

リック「……」

エイベル「それで良い」

 

エイベル「アレクシスに伝えておけ。『こっちのことは気にすんな』って」

 

リック「……」

 

リック「畏まりました」

 

 

にほんブログ村 ゲームブログ ザ・シムズシリーズへ

やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m