Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#3 秘密の裏稼業【Del Sol Valley】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

ハンナ「おいしそう!」

 

ハンナ「セドリックさんはお料理上手なんですね」

 

エイベル「高い金払って雇ってんだ、これくらいできて当たり前だろう」

ハンナ「家事全般できない上に、作家としても三流の先生は黙っていてください」

 

エイベル「締め切りでもないのに、どうしてお前がいるんだよ?」

 

ハンナ「締め切り日に来ても原稿を戴けないので、執筆段階から様子を見に来ることにしました」

エイベル「ほう……腰掛け編集者のくせに珍しく仕事熱心だな」

 

エイベル「お前が本気を出すのは、男を追いかける時だけだと思ってた」

ハンナ「失礼ですね!私は仕事もプライベートも完璧を目指してますから」

 

エイベル「あぁ、そうかよ」

セドリック「……」

 

セドリック「お二人はずいぶん仲がよろしいのですね」

 

エイベル「仲良くない!」

ハンナ「仲良くありません!」

 

ハンナ「私は先生の編集担当だから、仕方なくこちらに伺っているだけです」

 

セドリック「プライベートなお付き合いはしていないのですか?」

ハンナ「まさか!」

 

セドリック「ただのビジネスパートナーです」

エイベル「……」

 

エイベル「俺の交友関係が気になるのか?」

 

セドリック「失礼しました。主の交友関係を把握しておくのも執事の務めですので」

エイベル「……」

 

エイベル「ハンナ、お前それ食ったらとっとと帰れ」

 

ハンナ「あ、またサボる気ですね」

エイベル「サボっているわけじゃない。ベストセラー大作目指して熟考してるから執筆に時間がかかるんだよ」

 

ハンナ「あぁ、そうですか」

セドリック「……」

 

セドリック「エイベル様。他に用事がなければ、自室を片付けて来てもよろしいでしょうか?」

エイベル「あぁ」

 

ハンナ「自室?」

エイベル「セドリックには、住み込みで働いてもらってるんだ」

 

ハンナ「セドリックさんは、毎日24時間この家にいらっしゃるってことですか?」

エイベル「そうだな」

 

ハンナ「……」

 

ハンナ「先生、私明日も来ます。というか、これから毎日来ます!」

エイベル「断る」

 

 

 

エイベル(セドリックがこの家に来てから一週間が経つが、特に怪しい点は見当たらない)

 

エイベル(仕事は完璧にこなすし、人当たりも良い。だが……)

 

エイベル(あいつに対して警戒心が湧くのはなぜだ?)

 

エイベル「電話か?」

 

セドリック「エイベル様……」

 

セドリック「食材が不足していたので、業者に注文をしていました」

エイベル「……そうか」

 

エイベル「俺はしばらく部屋で休む。家のことは任せるぞ」

セドリック「かしこまりました」

 

エイベル「……」

 

エイベル(あいつが何者であれ……)

 

エイベル(俺の裏稼業を知られるわけにはいかない)

 

エイベル「新しい依頼か」

 

エイベル「オカルト作家よりも諜報員の方が儲かるなんて、皮肉だよな」

 

エイベル「……あの男についても調べてみるか」

 

 

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