Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

MENU

【Sims4】#6 暴かれる正体【Del Sol Valley】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

エイベル「セドリック」

 

エイベル「出版社に行って来る。留守は任せるぞ」

 

セドリック「お戻りになるのは、何時頃でしょうか?」

エイベル「そうだな……夕食には間に合うように帰る」

 

セドリック「かしこまりました」

 

 

 

セドリック「……」

 

 

 

セドリック「ここか……」

 

 

 

セドリック「諜報活動に携わっていることは間違いないな……」

 

 

 

 

 

エイベル「そろそろ……か」

 

 

 

 

 

セドリック「エイベル様?」

 

セドリック「いつお戻りに……」

エイベル「目当てのものは見つかったか?」

 

エイベル「俺の部屋には立ち入るなと言っておいたはずだ」

 

セドリック「……」

エイベル「執事よりも泥棒に転職した方が良いんじゃないか?」

 

エイベル「なぜ俺のことを調べている?セドリック。いや……」

 

エイベル「ジェームズ・ラセット」

 

エイベル「予定外のことばかりだな。可愛いメイドを期待していたのに、派遣されて来たのは執事で、そいつの正体は執事ですらないなんて」

 

エイベル「お前がゴールド家の護衛係だってことはとっくにバレてんだよ」

 

セドリック「……」

 

セドリック「知らない方が幸せなこともある」

 

エイベル「何だと?」

セドリック「あなたは出自について何もかも知りたいと考えているようですが、知ることが幸せにつながるとは限らない」

 

エイベル「お前……やっぱり何か知っているんだな」

 

セドリック「今なら、まだ引き返せる」

エイベル「え?」

 

セドリック「お互い、何も知らなかったことにするんです」

 

セドリック「このまま事を荒立てなければ、あなたは今まで通りの生活が保障されます」

 

セドリック「表の世界でオカルト作家でいながら、裏の世界では諜報員の仕事もできる。これまで通りです」

 

エイベル「このままお前を見過ごせと?」

セドリック「私は、あなたを陥れるためにここに来たわけじゃない。むしろ護るために来たんです」

 

エイベル「お前の言葉なんか信用できるか。知ってしまった以上、見過ごすことなんてできない」

 

エイベル「悪いが事を荒立てさせてもらう。お前をこの家に寄越した奴を呼べ」

 

セドリック「……本当に良いんですね?」

エイベル「そう言っているだろう」

 

セドリック「わかりました。少し時間をください」

エイベル「いいだろう。あぁ、逃げようなんて思うなよ」

 

エイベル「俺はオカルト作家としては三流かもしれないが、諜報員としてはそれなりの腕を持っている」

 

エイベル「お前がどこに逃げようと、必ず見つけ出してやるからな」

 

セドリック「……」

 

 

 

 

 

セドリック「……すみません。リックさん」

 

セドリック「バレました」

 

 

にほんブログ村 ゲームブログ ザ・シムズシリーズへ

やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m