目的のためなら、何度でも立ち上がるーー
↓Season 1のまとめは、こちら。
↓Season 2の第1話は、こちら。
TV『本日のトップニュースです』
TV『ゴールド財閥会長である、アレクサンダー・ゴールド氏が逝去されました』
TV『ゴールド財閥の会長には、アレクサンダー氏の長男であるアレクシス氏が就任されるそうです』
レイチェル「今頃は、ジュリアンが会長に就任しているはずだったのに……」
キース「そうだな」
レイチェル「そうだなって……どうしてそんなに冷静でいられるのよ?」
キース「お前みたいにヒステリックになっても、何も解決しないからだ」
レイチェル「……諦めたの?」
キース「まさか」
キース「終わりだとは言ったが、諦めたとは言っていない。次の策なら、とっくに考えている」
レイチェル「そうなの?どんな作戦?」
キース「悪いが、お前と組む気はない」
レイチェル「え?」
キース「そもそも、お前のような女と組んだことが間違いだった」
キース「ヴァンパイアだから使えるかと思ったが……結局、このザマだ」
キース「次は、もっと賢い相手と組むことにする」
レイチェル「キース……あんた私を裏切る気?」
キース「裏切るもなにも、最初からゴールド家を狙うために手を組んだだけだ。その計画が頓挫したなら、もうお前に用はない」
レイチェル「ちょっと……」
キース「俺は俺で行動するから、お前も好きにしろ」
レイチェル「キース……!!」
レイチェル「あの男……」
レイチェル「ここまで私を利用しておいて、自分だけオイシイ思いしようっていうの?許さないわ」
レイチェル「イヴ、イヴリン!」
イヴ「……お姉様、なにか御用?」
レイチェル「イヴ、ゴールド家に行きなさい」
イヴ「ゴールド家?」
レイチェル「そうよ。メイドでも教育係でも良いから、ゴールド家に潜入しなさい」
レイチェル「アレクシスの弱みを見つけて、ゴールド家を破滅させるのよ」
イヴ「……」
レイチェル「いい?レッド家を再興するには、どうしてもゴールド家の富と権力が必要なの」
レイチェル「この家の命運は、あんたにかかっているのよ」
イヴ「……はい。お姉様」
ローズ「さぁ、カイル。少しでも食べて」
ローズ「これからパパに会いに行くんだから」
TV『本日のトップニュースです』
TV『ゴールド財閥会長である、アレクサンダー・ゴールド氏が逝去されました』
ローズ「え……?」
TV『ゴールド財閥の会長には、アレクサンダー氏の長男であるアレクシス氏が就任されるそうです』
TV『アレクサンダー氏は、San Myshunoの発展に大きく貢献し……』
ローズ「どうしよう……」
ローズ「カイルのパパ、ゴールド財閥の会長になっちゃった」
カイル「かいちょう……?」
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どんな作品でも、悪役はしぶとい。
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