最高の仲間こそが、人生の宝物。
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↓Season 2のまとめは、こちら。
ケヴィン「結局、Sulaniは自然保護区から外されなくて済んだのか?」
セシル「あぁ。だが、失われた自然は簡単には戻らない」
セシル「Sulaniの自然を取り戻せるか否かは、今後の頑張り次第だな」
ケヴィン「ライアンもリタも、ゴールド財閥傘下に入るのか?」
セシル「ライアンは自然保護活動のコンサルタントとして招き、リタは財閥傘下の研究施設に入ってもらうことになった」
セシル「これでライアンから譲り受けた研究は、『リタ・オレンジ』の名前で発表できる」
ケヴィン「まさにウィンウィンだな」
ケヴィン「ゴールド財閥への反発はどうだ?お前、下手をすれば命を狙われるって言ってただろう?」
セシル「思っていたよりも反発は小さいな」
セシル「罪を認めたことで困る人間よりも、罪を認めなかったことで苦しんでいた人間の方が多かったということだ」
ケヴィン「なるほど。マイナスよりもプラスの方が大きいなら、良かったじゃないか」
セシル「まあな」
セシル「しかし、親父をはじめゴールド家歴代当主の功績に泥を塗った俺としては複雑だ」
ケヴィン「悪いことをしていたのは、ご先祖様たちだろう?これでセシルを恨むのはお門違いだ」
ケヴィン「Sulaniは良い島だな」
ケヴィン「景色は美しいし、食べ物も美味しい。それに……気温も人々も温かい」
セシル「気に入ったか?」
ケヴィン「あぁ」
ケヴィン「クリスとライアンに招待してもらって良かった。俺も自然保護活動に協力するよ」
セシル「あの二人が聞いたら喜ぶな」
ケヴィン「……なぁ、セシル」
セシル「ん?」
ケヴィン「引退したら、Sulaniで余生を過ごさないか?」
セシル「Sulaniで?」
ケヴィン「そう」
ケヴィン「俺は絵を描いて、セシルはピアノを弾く」
ケヴィン「たぶんクリスやライアンもSulaniにいるだろう?どうせならジェシーやローズたちも呼んでさ、気ままに過ごすんだ」
ケヴィン「人生の残された時間を、最高の仲間と一緒に」
セシル「……」
セシル「悪くないな」
セシル「静かだ」
セシル「ここにいると、昔を思い出す」
ケヴィン「昔?」
セシル「ケヴィンと二人で過ごしていた、子供時代だ」
ケヴィン「……」
ケヴィン「俺の人生は、セシルと始まってセシルと終わるのか……」
セシル「不満か?」
ケヴィン「いや」
ケヴィン「幸せな人生をありがとう」
ケヴィン「セシル」
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Sulaniは今後、ますます賑やかになりそうです。
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m