Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#55 先走る想い【Season 2】

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思い込みは、簡単には取り払えない。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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リック「つまり……」

 

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リック「レイチェル様を殺したってことですか?」

 

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ジュリアン「殺してなんていないよ。閉じ込めただけ」

 

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リック「ヴァンパイアはその状況で、どの程度生き延びることができるんですか?」

ジュリアン「さぁね」

 

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ジュリアン「力のあるヴァンパイアなら、数百年は生きていられるんじゃない?」

 

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リック「……」

ワイアット「……」

 

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ワイアット「レイチェル様のことは、今後どう……」

リック「待て、ワイアット」

 

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ワイアット「リック?」

リック「いいから、これ以上聞くな」

 

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リック「レイチェル様はもう、ゴールド家とは関わりの無い人物だ。San Myshunoの件もそう。この家に直接的な関係はない」

 

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リック「俺たちは、何も知らないことにしよう」

ワイアット「しかし……」

 

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ジュリアン「リックの言う通りだね。これ以上知れば、兄さんに迷惑がかかることになるかも」

 

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ワイアット「……」

 

 

 

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ジュリアン「それよりワイアット、お願いがあるんだ」

ワイアット「何ですか?」

 

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ジュリアン「イヴと付き合ってくれない?」

ワイアット「……え?」

 

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ジュリアン「今回の件、協力したらワイアットが振り向いてくれるかも……って唆したら、すっかりその気になっちゃった」

ワイアット「どういうことですか?」

 

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ジュリアン「俺は『かも』って濁したんだけど、あいつは恋人になれるって勘違いしていたみたい。思い込みが激しいタイプだね」

 

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ワイアット「ジュリアン様、なんということを……」

ジュリアン「イヴはもう恋人になったつもりでいるから、あとは二人で話し合って」

 

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ワイアット「なぜ当人のいないところで、そのような話になるのですか。勝手なことは……」

 

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ジュリアン「あぁ、そうだ」

 

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ジュリアン「今のうちに恋人協定を結んでおいた方が良いよ。あいつ結婚どころか老後のことまで考えてるから、ある程度制限が必要かも」

 

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ジュリアン「じゃあね」

ワイアット「ジュリアン様……!!」

 

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ワイアット「……」

リック「……」

 

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リック「可愛い恋人ができて良かったな」

ワイアット「………………」

 

 

 

 

 

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ライアン「久々に家族でゆっくり過ごせたか?」

 

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クロエ「うん」

エマ「バッチリ」

 

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リタ「クリスマス前に戻って来てしまって、親御さんに怒られなかった?」

 

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クロエ「寂しそうではあったけど、怒ってはいなかったよ」

リタ「なんだか悪いことをしたわね」

 

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エマ「そういえば、クリスさんに会ったよ」

ライアン「クリス?」

 

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クロエ「そう。ライアンがいつも話してる先輩」

ライアン「え?どこで?」

 

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クロエ「家に帰ったらいたの。セシルの秘書なんだって」

 

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リタ「セシルって、あなたたちがいつも話している『もう一人のお父さん』よね?」

クロエ「そう」

 

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リタ「ライアン、クリスって一流企業の営業マンじゃなかったの?」

ライアン「そのはずだけど……」

 

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リタ「今はどこで何しているの?」

ライアン「さぁ……」

 

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ライアン「先輩の仕事なんて興味ないから、聞いてない」

リタ「……あなたって本当に友達想いね」

 

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リタ「もう一人のお父さんは、何の仕事をしているの?」

エマ「セシルは……」

 

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クロエ「待って。セシルから家のことは誰にも言うなって、釘刺されてるでしょう?」

 

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エマ「『家族以外には』って言ってたよ。ホストファミリーは家族だから良いんじゃない?どの道、クリスさんに聞けばわかることだし」

クロエ「そっか……」

 

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リタ「エマ?」

 

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エマ「セシルは、ゴールド財閥の会長だよ」

リタ「え?」

 

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ライアン「いやいや、今のゴールド財閥の会長はアレクシス・ゴールドだ」

 

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エマ「だから、アレクシス・セシル・ホワイト=ゴールド。パパの親友で、私たちのもう一人のお父さん」

 

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リタ「え……?」

 

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ライアン「まさか……」 

 

 

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全ての道は、ゴールド家に通ず。

 

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