Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#59 夢への第一歩【Season 2】

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夢を叶えるには、周囲の理解と協力が必要である。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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ルナ「ご馳走様でした」

 

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バイオレット「美味しかった?」

ルナ「うん、とっても!」

 

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ルナ「バイオレットは、Sulaniのレシピを全部マスターしたね」

バイオレット「そうね。ルナのおかげよ」

 

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ハワード「そういえばバイオレットさん、お仕事が見つかったそうですね」

 

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バイオレット「えぇ。売店がスタッフを募集していたから、応募することにしたわ」

 

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ハワード「売店ですか……それは少々、もったいないですね」

バイオレット「え?」

 

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ハワード「これほどの料理スキルがあるんです。レストランを始めてはいかがですか?」

 

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ウィル「良いですね。この島にはレストランがないから、みんな喜びます」

バイオレット「無理よ」

 

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バイオレット「私には、シェフの経験なんてないもの」

 

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ルナ「でもお母さんもバイオレットの料理、美味しいって言ってたよ。やってみたら?」

 

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ハワード「近いうちに島外に引っ越す人がいるんです。物件に一つ空きができるので、レストランに改装できないか見に行ってみてはいかがですか?」

 

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ウィル「そうですね。新居も必要だし、すぐに見に行ってみます」

バイオレット「ウィル……」

 

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ウィル「夢を叶えるチャンスだ。俺も手伝うから、挑戦してみようよ」

バイオレット「……」

 

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バイオレット「わかった。見るだけ見てみるわ」

 

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ルナ「楽しみだね」

ハワード「そうですね」

 

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ルナ「っ……」

ハワード「まだ痛みますか?」

 

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ウィル「ルナ、どうかした?」

ルナ「うん……最近ずっと、足が痛いの」

 

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ウィル「痛い?」

ハワード「ただの成長痛だと思いますが、これ以上悪化したら隣の島の病院に連れて行くつもりです」

 

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バイオレット「もしかしたら、その……人魚の体質が関係しているんじゃない?」

 

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ルナ「明日お母さんが来るから、聞いてみようかな」

ハワード「それが良いですね」

 

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バイオレット「原因がわかると良いけど……」

ウィル「そうだね」

 

 

 

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ミア「どう?ルナ」

 

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ルナ「うーん……海に入ると、少し楽かな」

 

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ハワード「やはり体質的な問題でしょうか?」

 

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ミア「人魚と人間の子供は、人魚になる前に『前兆』が現れると聞いたことがあります。もしかしたら、これがその前兆なのかも……」

 

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ハワード「人魚になるのはルナちゃんの夢ですが、痛みが伴うのは辛いですね」

ミア「えぇ……」

 

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ミア「今まで以上に、様子を見に来るようにします」

ハワード「私も、足の痛みを楽にする方法がないか調べてみます」

 

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ミア「……」

 

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ハワード「大丈夫ですよ。私はもちろん、ウィリアムやバイオレットさんもついていますから」

 

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ミア「先生……」

 

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ミア「ありがとうございます」

 

 

 

 

 

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セシル「……というわけで」

 

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セシル「今後は、ジュリアンを俺の後継者として教育することにした」

 

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セシル「いずれは新規事業の責任者にするから、ビジネスの基本を叩き込んでやってくれ」

 

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クリス「待ってください、会長。俺に秘書の仕事だけでなく、ジュリアンさんの指導までしろと言うんですか?」

 

 

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セシル「……今の俺の話、聞こえていなかったのか?」

クリス「聞こえた上で納得できないって言ってるんですよ」

 

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セシル「もちろん、相応の礼はさせてもらう」

クリス「……礼?」

 

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セシル「ビクトリア、クリスはお前のことが好きだそうだ。クリス、ビクトリアはお前のことが好きだそうだ」

 

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セシル「両想いで良かったな」

 

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クリス「……え?」

ビクトリア「……え?」

 

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セシル「お前たちを待っていたら、定年退職を迎えることになる。そろそろ交際くらい始めろ。以上だ」

 

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セシル「ジュリアン、行くぞ」

 

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クリス「……」

ビクトリア「……」

 

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クリス「これって……」

ビクトリア「何も言わないで」

 

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クリス「……はい」

 

 

 

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セシル「聞いた通りだ、お前はしばらくクリスと行動しろ」

 

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ジュリアン「……あのさ、兄さん」

 

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セシル「会長」

ジュリアン「……会長」

 

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ジュリアン「まさか本当にこのまま俺に継がせる気じゃないよね?」

セシル「どういう意味だ?」

 

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ジュリアン「万が一に備えて、後継者になることは了承したけど……ゴールド家の血を引く人間が後継者になるべきだ」

 

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セシル「その後継者がいないから、お前に頼んでいるんだ」

 

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ジュリアン「結婚して子供を残す気はないの?」

セシル「……」

 

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セシル「今のところ考えていない」

 

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ジュリアン「ケヴィンとは恋人のまま?」

セシル「そうだな」

 

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ジュリアン「ケヴィンは納得しているの?」

 

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セシル「……」

 

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ジュリアン「私生活に口を出すつもりはないけど、後継者問題となれば話は別だ」

 

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ジュリアン「二人でちゃんと話し合ってよね。できれば、結婚して子供を残す方向で」

セシル「……」

 

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セシル「……わかった」

 

 

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セシルにバレたのが、運の尽き。

 

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