Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#14 意味のない比較【San Myshuno】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

レイ『結婚……ですか?』

 

マリオン『仕事には影響ないと思うけど、一応報告はしておこうと思って』

 

レイ『その……おめでとうございます』

 

レイ『これでジェシーさんは、公私共にオーナーのパートナーですね』

 

マリオン『San Myshuno店のメンバーには私から伝えるから、レイはまだ黙っていてもらえる?』

 

レイ『……わかりました』

 

 

 

カレン「レイちゃん」

 

カレン「レイちゃん、大丈夫?」

レイ「え?あぁ……何でもない」

 

レイ「カレンは俺がいない間、買い物でもしていたのか?」

 

カレン「ううん。ずっとジェシーさんとお話ししてた」

 

レイ「……ジェシーさんに会ったのか?」

カレン「うん。ジュース奢ってもらったの」

 

カレン「ジェシーさん、ローズさんとお友達なんだって!昔のお話たくさん聞かせてもらえて、すごく楽しかった」

レイ「……そうか」

 

カレン「ジェシーさんね、レイちゃんと無理に仲良くするつもりはないんだって」

 

レイ「……俺はジェシーさんに嫌われているからな」

カレン「違うよ」

 

カレン「レイちゃんがジェシーさんを嫌うことで、メリットがあるからだよ」

レイ「メリット?」

 

ジェシー『俺を嫌うことで、レイはやる気を出すんだ』

 

ジェシー『仕事ではどうやったってレイには敵わない。レイがやる気を出すことが店のためになるなら、俺は嫌われ者のままで良いんだよ』

 

カレン「ジェシーさんは、自分が認められたいとは思ってないんだって」

 

カレン「自分の評価はマイナスでも、グループ全体がプラスになるならそれで良いって言ってたよ」

レイ「……」

 

レイ「個人の感情よりも全体の利益を優先しているのか。ジェシーさんは俺よりずっと大人だな」

 

レイ「だからオーナーも、ジェシーさんをパートナーに選んだんだろうな」

カレン「レイちゃん……?」

 

レイ「ジェシーさんと話したなら、お前も気付いただろう?俺はカレンが思っているほど良い男じゃない」

 

レイ「俺なんかの側にいないで、自分にふさわしい男を探せ」

カレン「レイちゃん……」

 

カレン「レイちゃんとジェシーさんは正反対だよね。だから比較するのって、すごく意味のないことだと思う」

レイ「……意味がない?」

 

カレン「レイちゃんにはレイちゃんの良さがあるし、ジェシーさんにはジェシーさんの良さがあるもん」

 

カレン「ファッションだって一緒だよ。コンサバ系とカジュアル系を比較しても、それぞれ違った魅力がある」

 

カレン「もちろん、他の系統が魅力的に見えることもあるけど……」

 

カレン「やっぱり最後は、コンサバ系が好きな人はコンサバ系を選ぶし、カジュアル系が好きな人はカジュアル系を選ぶ」

 

カレン「違うものを比較してどちらが優れているかなんて議論しても、意味ないよ」

レイ「……」

 

カレン「レイちゃんには、ジェシーさんにない魅力がある。他の男の人が魅力的に見えても、レイちゃんが好きな私はレイちゃんしか選べないよ」

 

レイ「……よくわからないが、励ましてくれようとしていることはわかった」

 

カレン「カレンは今までもこれからも、レイちゃん一筋ってこと」

 

レイ「……」

カレン「お話してたらお腹空いちゃった」

 

カレン「San Myshunoに帰る前に、何か食べよう」

レイ「そうだな」

 

 

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