Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#2 あの日の約束【San Myshuno】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

レイ「はい……わかりました」

 

リアム「レイ、電話終わったか?」

レイ「あぁ」

 

リアム「オーナーは何て?」

 

レイ「来年からDel Sol Valley店でライブを始めるらしい」

 

レイ「ジェシーさんが作成した企画書を俺にチェックしてほしいそうだ」

 

リアム「え?それって、レイにジェシーさんのサポートをしろってこと?」

レイ「……そうだ」

 

リアム「オーナーも酷なお願いするな。レイがジェシーさんを敵対視してること、知らないわけじゃないのに」

 

レイ「敵対視しているわけじゃない。嫌いなだけだ」

リアム「子供かよ」

 

レイ「個人の感情を仕事に持ち込むわけじゃないが……ライブならバンドをやっているリアムの方が適任だな」

 

レイ「リアム、お前が代わってくれ」

リアム「個人の感情100%でわがまま言うな!」

 

リアム「確かに、音楽関係ならレイより俺の方が詳しいけど……それはジェシーさんも同じだ」

 

リアム「オーナーがわざわざレイに電話してきたのは、経営者目線のアドバイスがほしいからだろう?」

 

リアム「俺には無理。気持ちはわかるけど、これも仕事だと思って割り切れよ」

 

レイ「……」

 

 

 

サム「お疲れ!」

 

リアム「おう、サム。カフェのバイトは終わったのか?」

サム「うん、今日は早番だったんだ」

 

サム「家に帰って小説書こうと思ったんだけど、お腹空いちゃった」

 

サム「ご飯作るの面倒だから、簡単なもの食べさせてよ」

 

リアム「あのな……こっちは開店準備で忙しいんだよ」

サム「暇そうに喋ってたじゃん。一人前の食事くらい作れるでしょう?」

 

サム「ねぇ、レイ」

レイ「……」

 

サム「ちょっと、無視しないでよ!」

 

サム「……レイの奴、ずいぶん機嫌悪いじゃん」

リアム「サムのせいじゃない。気にすんな」

 

リアム「最近、厄介な常連客に付きまとわれている上に、今日はジェシーさんのサポートまで押し付けられて荒れてるんだ」

サム「はぁ?何それ」

 

リアム「そういえば、ここ数日カレンちゃん来てないな。先週まで毎日のように来てたのに……」

 

サム「カレンちゃん?」

リアム「例の厄介な常連客」

 

サム「レイの無愛想な接客に嫌気が差したんじゃない?」

リアム「かもな」

 

リアム「まぁ、何事もないと良いけど……」

 

 

 

レイ「……」

 

マリオン『私の夢はね、この店を大きくすること』

 

マリオン『そして、いつか私とレイの二人で2店目を出すことよ』

 

レイ(あの日の約束は、オーナーと俺の二人で叶えるはずだったのに)

 

レイ(今のオーナーに、俺は必要ないのかもしれないな……)

 

 

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