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カレン「う~ん……」
リアム「行き詰まってるな」
サム「行き詰まってるね」
レイ「まだ仕事は見つからないのか?」
カレン「求人情報を見てるんだけど、なかなかやりたいお仕事が見つからなくて……」
レイ「やりたい仕事?」
レイ「やりたくないことでも、金を稼ぐためにしなければならないのが仕事だろう」
レイ「俺だって、嫌いな奴のサポートをすることもあれば、厄介な女性客の相手をすることもある」
カレン「え?レイちゃん女の子に付きまとわれてるの?何それ、許せない!」
サム(あんたのことだよ)
レイ「趣味を探してるわけじゃないんだ。選り好みせずに何でもやってみろ」
カレン「でも……」
リアム「まぁまぁ。仕事を探し始めてまだ1週間だろう?焦ることないって」
リアム「どうせ仕事をするなら、楽しんでできる仕事が良いに決まってる」
サム「リアムは楽しむことだけ考えて、仕事も趣味も中途半端じゃない」
リアム「はぁ?」
リアム「俺はラウンジの仕事もバンドの仕事も、楽しみながら立派に両立してるだろう?」
サム「ラウンジはアルバイト、バンドはアマチュアだけどね」
リアム「アルバイトだってアマチュアだって、稼げれば立派な仕事だ」
レイ「リアム。お前、何度もオーナーから正社員になるよう勧められているのに断っているだろう?」
リアム「それは……」
サム「責任ある立場から逃げ回って、どこが“立派に両立してる”のよ?」
リアム「ラウンジの仕事で正社員になったら、バンド練習の時間が確保できなくなるんだよ」
サム「バンド練習?デートの間違いでしょう?」
サム「ラウンジの仕事もバンドの仕事も中途半端で、それ以外の時間は女の子と遊ぶことに一生懸命だもんね」
リアム「うるせぇな……」
リアム「お前だって、作家としては半人前、カフェの仕事はアルバイトだろう?」
サム「私は作家として売れるために最大限努力してるの。カフェの仕事は、作家として大成するための努力の一環よ」
サム「正社員にもプロにもなる気のないあんたと一緒にしないで」
リアム「っ……」
レイ「何も言い返せないな」
リアム「はぁ……少し出てくる」
サム「また逃げるの?」
リアム「用事があるんだよ」
サム「本当、いつまでも子供なんだから……」
カレン「リアムくん、正社員だと思ってた」
レイ「カレン」
カレン「何?レイちゃん」
レイ「リアムがサムから認められないのは、努力をしていないからだ」
レイ「どんな仕事でも、努力を続ければいつか認められる。選り好みも結構だが、まずは挑戦してみろ」
サム「カレン、そもそもどんな仕事があるのかわからないって言ってたでしょう?」
サム「とりあえず興味が湧いたものに片っ端から申し込んでみたら?案外、天職に出会えるかも」
カレン「天職……か」
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m