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カレン「おかしいな……」
カレン「本屋さんのお仕事は絶対に受かる自信があったんだけど、どうしていつも面接で落ちちゃうんだろう?」
カレン「あれ?これって……」
カレン「レイちゃん!」
カレン「レイちゃん、レイちゃん、レイちゃん……!!」
レイ「うるさい。落ち着け」
サム「どうしたの?」
カレン「受かった!」
リアム「何?」
カレン「面接受かった!お仕事決まったの!!」
サム「本当!?」
リアム「やったな!」
サム「おめでとう!カレン」
レイ「……一体どんな仕事だ?」
カレン「アパレルショップの販売スタッフ」
リアム「良いね、カレンちゃんにピッタリじゃん」
サム「ファッションに詳しいもんね」
サム「どこのショップ?」
カレン「ラウンジの近くだよ」
カレン「ローズ・ピンクさんっていう私の大好きなインフルエンサーがいるんだけど……」
レイ(確かオーナーの知り合いに、そんな名前の人がいたな……)
カレン「ローズさんは、San Myshunoで自分のブランドショップを経営しているの」
カレン「スタッフを募集してたから応募してみたら、面接で気に入られちゃった」
サム「すごいじゃん!」
リアム「今まで面接は連敗続きだったのに、大逆転だな」
カレン「ローズさんはね、ハイブランドの知識を持ったスタッフを探していたの」
カレン「若い女の子は流行には詳しいけど、なかなかハイブランドの知識がなくて苦戦していたところにカレンが来たんだって」
カレン「パパには怒られたけど、たくさんお買い物しておいて良かった」
サム「良かった……のかな?」
リアム「まぁ、パパもクレジットカードの支払いが無駄にならなくて良かったんじゃないか」
レイ「仕事はいつからだ?」
カレン「来週だよ」
カレン「ごめんね。本当はすぐに出て行くつもりだったんだけど、まだ引っ越し先が見つからなくて……」
リアム「急ぐことないだろう?」
サム「そうそう。まだしばらくこの家にいなよ」
カレン「でも……」
レイ「仕事が決まっても、すぐに金を手にできるわけじゃない」
レイ「この先も何があるかわからないんだ。ある程度貯金できるまでは、この家にいろ」
カレン「レイちゃん、良いの?」
レイ「また泣きついて来られても困るから、しっかり準備をしておけ」
カレン「……ありがとう」
サム「カレンの仕事が始まったら、家事は今まで通り分担しないとね」
リアム「えー?」
サム「えー?じゃない。カレン一人に負担かけられないでしょう?」
リアム「まぁ、それもそうか……」
カレン「リアムくん、ごめんね」
サム「カレン、家のことは気にしないで」
サム「前回とは違って、今度の仕事はカレンの得意分野でしょう?上手くいくと良いね」
カレン「うん!頑張る」
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m