Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

MENU

【Sims4】Epilogue【San Myshuno】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

リアム「また大賞を逃したのか?」

サム「……」

 

サム「レイもカレンもDel Sol Valleyに引っ越しちゃうし、私はまた大賞逃しちゃうし……最悪な気分」

 

サム「仕事休んだのに大賞を取れないってことは、やっぱり才能ないのかも」

 

リアム「仕事休んだって言っても、たった1ヶ月だろう?簡単に自分の才能を否定するな」

サム「だって……」

 

リアム「サム。お前、仕事辞めろ」

サム「……は?」

 

サム「無理だよ、生活できないもん。無一文でどうやって生きていけっていうの?」

 

リアム「金なら俺が稼ぐから、心配するな」

サム「え?」

 

リアム「お前が執筆に集中できないのは、仕事や時間に追われて焦るからだ」

 

リアム「これからは俺が稼ぐ。だからお前は仕事を辞めて、執筆に専念しろ」

 

サム「……気持ちは嬉しいけど、リアムにそこまで迷惑かけられないよ。それに、リアムの給料だけで私たち二人が生活するなんて無理でしょう?」

 

リアム「実は、先日オーナーに正社員にしてもらったんだ。来月には、俺はSan Myshuno店の店長に就任する」

 

サム「……正社員?レイの後任を任されたの?」

リアム「あぁ。店長クラスの給料がもらえれば、二人でも十分生活していける」

 

リアム「サムの夢が叶うことが、俺の夢だ。だから金のことは心配しないで、お前は大賞取ることだけ考えろ」

サム「リアム……」

 

サム「なにそれ、プロポーズみたい」

 

リアム「プロポーズみたいじゃない、プロポーズだ」

 

サム「……本気?」

リアム「さすがの俺も冗談でプロポーズしたりしない」

 

リアム「何もかも中途半端だけど、俺にも一つだけ貫いてきたことがある」

 

リアム「今まで素直に言えなかったけど、ずっとサムのことが好きだった」

 

リアム「もう他の女と遊んだりしない。バンドは趣味に留めて、仕事を本気で頑張る。だから……」

 

リアム「俺と結婚してください」

 

サム「リアム……」

 

 

 

 

 

カレン「リアム君、サム、婚約おめでとう!」

 

サム「ありがとう。カレン」

レイ「水を差すようで悪いんだが……お前たち、いつから付き合っていたんだ?」

 

リアム「付き合ってない。交際0日婚約」

レイ「0日……」

 

レイ「サムはそれで良いのか?」

サム「まぁね。20年以上一緒にいて、今更他の男性と一緒になるなんて考えられないし……」

 

サム「腹立つこともあるけど、リアム以上に気の合う人なんていない。リアムには良いところもたくさんあるしね」

リアム「サム……」

 

カレン「素敵!人の数だけ婚約の形があるんだね」

レイ「素敵……なのか?」

 

マリオン「レイ、リアム」

 

マリオン「いらっしゃい。みんな揃ったのね」

 

ジェシー「あのリアムが正社員になるってだけでも驚いたのに、まさか婚約までするとはな」

 

リアム「俺だって成長してますから」

ジェシー「そうかよ。おめでとう」

 

マリオン「今日は貸切だから、好きに使って」

リアム「ありがとうございます。オーナー」

 

マリオン「あなたたちは、結婚の予定はないの?」

 

カレン「時期は決まってないけど、結婚はする予定です」

レイ「……そうなのか?」

 

カレン「カレン、レイちゃんとの結婚式の予定までしっかり立ててるから安心して」

 

ジェシー「しっかり者の恋人ができて良かったな、レイ」

レイ「……」

 

レイ「カレン。俺はまだ結婚は……」

カレン「レイちゃんが結婚する気になったらで良いよ。いつまでも待つから」

 

カレン「カレンは今までもこれからも、レイちゃん一筋だもん」

 

レイ「……」

 

レイ「お前には敵わないな」

 

マリオン「さぁ、みんなで乾杯しましょう」

 

 

END

 

にほんブログ村 ゲームブログ ザ・シムズシリーズへ

やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m