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ウォルター「は、初めまして……」
クロエ「初めまして。私はクロエ」
エマ「私はエマ。よろしくね」
ウォルター「よろしくお願いします……」
エマ「信じられない！私たちにこんなに可愛い従兄弟がいたなんて」
クロエ「もっと早く知りたかったよね」
エマ「ウォルターは、Willow Creek小学校に通ってるんでしょう？」
クロエ「私たちもWillow Creek小学校に通ってたんだよ」
ウォルター「それじゃあ……二人は僕の先輩だね」
クロエ「『先輩』だって！」
エマ「可愛い!!」
ウォルター（……可愛い？）
フランシス「ウォルターったら、緊張してるみたい」
ケヴィン「クロエとエマの勢いに押されてるな……」
フランシス「あの二人、物怖じせずにハキハキしているところが、リリアンにそっくりね」
ケヴィン「えぇ」
ケヴィン「顔もリリアンに似て、美人に育ってくれました」
フランシス「……そうね」
ディック「フランシスさん！ハンバーガーできましたよ」
フランシス「ありがとうございます」
ケヴィン「あなたは？」
フランシス「ウォルターの担任のディック・ゴーディ先生」
フランシス「私の彼氏よ」
ディック「フランシスさん……」
フランシス「まぁ、まだ仮だけど」
ディック「フランシスさん！？」
ルイス「ウォルター」
ウォルター「ルイスさん！」
ルイス「なんだか今日は、賑やかだね」
ウォルター「親戚の叔父さんや従姉妹が来てるんだ」
ルイス「あぁ、この間話していたリリアンさんのご家族？」
ウォルター「そうだよ。ディック先生までいるから、余計に賑やか」
ルイス「楽しそうで良いね」
ウォルター「良くないよ」
ウォルター「お母さん、ディック先生のこと『彼氏』って紹介したみたい」
ルイス「お付き合いすることになったの？」
ウォルター「うん。ただでさえ家に入り浸りなのに、今後は先生と一緒に住むことになるかも……」
ウォルター「デートを勧めたのは僕だけど……実際、付き合うことになると複雑。お母さんが先生とイチャついてるところなんて見たくないよ」
ルイス「……確かに、それは困るね」
ウォルター「僕、ルイスさんの家に引っ越したい」
ルイス「え？」
ルイス「俺は構わないけど、お母さんが許可しないんじゃないかな？」
ウォルター「説得してみる」
ルイス「……なるほど」
ルイス「レネット家には、また新たな問題が出てきたみたいだな」
END
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