Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#5 過去の栄光【Brindleton Bay】

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2のまとめは、こちら。 

 

 

ジーナ「マテオ」

 

ジーナ「ファッション系の仕事を取って来てくれたのは嬉しいけど……」

 

ジーナ「シニア向けの肌着のモデルって何よ?」

 

マテオ「あの……今回の仕事は、有名雑誌の特集で表紙にも……」

ジーナ「シニア向け雑誌の表紙モデル?これのどこが華やかなのよ」

 

ジーナ「安っぽい仕事はいらないって言ったでしょう?」

 

マテオ「でも……どんな仕事も積み重ねれば、いずれジーナさんが希望する仕事につながるはずです」

 

ジーナ「下積みなら大昔に済ませたわ。ブランクはあっても、私を覚えている人はたくさんいるはずよ」

 

ジーナ「闇雲に仕事を取って来るんじゃなくて、もっと私というブランドを上手く売り込んで」

マテオ「はい……すみません」

 

カイル「……」

 

 

 

カイル「マテオさん」

マテオ「カイル君……」

 

カイル「ジーナさん、相変わらず仕事を選んでるみたいだね」

 

マテオ「僕がもっと大きな仕事を持って来られたら良いんだけど……」

カイル「マテオさんのせいじゃないでしょう?」

 

カイル「いつも理不尽に怒られて、腹立たないの?」

マテオ「……それは、カイル君も一緒でしょう?」

 

カイル「違うよ。俺はジーナさんを愛してるもん」

 

カイル「どんなに理不尽なこと言われても許容できる。でも、マテオさんは違うでしょう?」

 

カイル「ジーナさんのマネージャー、辞めたくならない?」

 

カイル「まさか、マテオさんもジーナさんが好きなの?」

マテオ「え!?」

 

マテオ「その……好きだけど、カイル君の好きとは違うかな」

 

マテオ「僕は、ジーナさんのファンなんだ」

カイル「ファン?」

 

マテオ「カイル君は知らないかもしれないけど、ジーナさんがデビューした当時はすごく話題になったんだよ」

 

マテオ「今も美しいけど、デビューしたての頃は本当に女神様みたいで……」

 

マテオ「オリビア・ベネットに並ぶ美貌の持ち主として、すごく人気があったんだ」

カイル「……そうなんだ」

 

マテオ「昔の栄光を知っているからね。ジーナさんがモデル復帰するって聞いた時は、ファンとして本当に嬉しかった」

 

マテオ「僕は、ジーナさんに昔の輝きを取り戻してほしいんだ」

 

カイル「……だから、ジーナさんに理不尽なこと言われても我慢してるの?」

マテオ「そうだね。それに……」

 

マテオ「ジーナさんは、本当は優しい人だって知ってるから」

 

マテオ「オリビアさんのマネージャーだったんだけど、僕、本当に使えなくて……」

 

マテオ「オリビアさんに雇ってもらえていたのも、僕がクビにないようにオリビアさんが気を遣ってくれていただけなんだ」

 

カイル「……」

マテオ「ジーナさんにマネージャーになってほしいって言われた時に、正直に話したよ。僕は力になれませんって」

 

マテオ「でも、ジーナさんは『あなたには経験という武器がある。足りないのは自信だけよ』って励ましてくれたんだ」

 

マテオ「それに、相場よりもずっと高い給料を提示してくれた。オリビアさんの引退で職を失って僕が困っていること、わかっていたんだろうね」

 

マテオ「今は理不尽なこともたくさんあるけど乗り越えてみせるよ」

 

マテオ「いつかジーナさんを、本当に輝ける舞台に連れて行きたいんだ」

カイル「マテオさん……」

 

カイル「こんなにも想ってくれるファンがいるなんて、ジーナさんは幸せ者だね」

 

 

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