San Myshuno編の登場人物がSeason 1&2のどこに出ていたのか、裏設定や物語のその後を少しだけご紹介します。
※管理人の妄想が混ざりますので、本編のイメージを崩されたくないという方はご注意ください。
Spin-offの登場人物
レイ・ウェルド(29)
初登場:Season 2『#93 目を背けてきた事実』
マリオンの部下。ラウンジの店長。
Oasis Springsの幸せとは程遠い家庭で育ったレイは、高校に進学するものの、半年も経たずに中退して家を飛び出します。
とりあえず街を出て人の多い場所に行けば、子供でも仕事が見つかるだろうという目論見で辿り着いたのが、San Myshunoです。
しかし、なかなか住む場所も仕事も見つからず、途方に暮れているところをマリオンに保護されました。この頃のレイちゃんは、まだまだ子供です。
マリオンの店で下働きをしながらお金を貯め、レイが自立してアパートを出て行った辺りで入れ違いに入居してきたのが、バイオレット&ローズ姉妹です。
レイは早番、マリオンは遅番というシフトで働いていたため、レイはバイオレットとローズには直接会っていませんが、マリオンから話くらいは聞いていたと思います。
レイは、Season 2のマリオンとジェシーの会話の中で初めて登場しています。
ちなみに、『#118 望む者と望まれる者』と『#130 仕事よりも大切なこと』にも登場しています。
キャサリン・キャメル(愛称・カレン)(24)
初登場:Spin-off
San Myshuno店の元常連客。アパレルショップのスタッフ。
カレンは、マリオンやジェシーがDel Sol Valleyへ引っ越した後でSan Myshuno店に通い始めた常連客です。
大手芸能事務所の社長令嬢ということでお金には不自由しませんでしたが、躾の厳しいレネット家やブルー家とは違い、両親はカレンに対して無関心でした。
欲しいものは何でも与えられていたため、何かに対して一生懸命になることができずにいたカレンにとって、必死に仕事に打ち込むレイが魅力的に見えたようです。
物語の中盤では、持ち前のファッションセンスがローズに評価され、仕事という楽しみを見つけることができました。
リアム・オーカー(29)
初登場:Spin-off
レイとサムの幼馴染。San Myshuno店スタッフ。(苗字初公開ですね)
リアムは高校卒業後、バンド活動をするためにSan Myshunoにやって来ました。
レイがマリオンの店で働き始めて2年経った頃で、すでにマリオンの元を離れて自立していたため、そのままレイが暮らす小さいアパートに転がり込んで同居を始めます。
Oasis Springsでは近所に住んでいたリアムは、幼馴染としてレイを支えて来ました。
一見、正反対の二人ですが、昔から知っている仲なので案外仲良くできているようです。
サマンサ・アンバー(愛称・サム)(27)
初登場:Spin-off
レイとリアムの幼馴染。作家。
レイやリアムより2つ年下のサムは、高校卒業後、レイがSan Myshunoにやって来てから4年後に合流します。
サムが合流した頃にはレイもそれなりに稼げるようになっていたので、狭いアパートを出て現在の家に移り住みました。
サムはエイベルと同じ作家ですが、サムが書いているコラムを出版しているのはSan Myshunoの大手出版社なので、Del Sol Valleyの小さな出版社で執筆しているエイベルのことは知りません。(サムはオカルト誌は読まないはず……)
200年経ってもベストセラーを出せないエイベルよりも、27歳で大手コラム誌で連載しているサムの方が、作家としての才能に恵まれているようです。
Spin-offの裏設定とその後
レイ&カレン
初めはカレンに対して苦手意識を持っていたレイですが、カレンの仕事に対する姿勢や友達を思いやる姿勢を見て、徐々に惹かれていきました。
一緒にDel Sol Valley店を訪れた辺りで、完全にカレンのことが好きになっていたはずです。
物語の終盤で交際を始めたレイとカレン。
しかし、リアムとサムのように長い付き合いではないため、結婚まではあと数年かかります。
レイは恋愛に対して相変わらず消極的ですが、Del Sol Valleyには仲の良いマリオン&ジェシー一家がいるので、時間さえ掛ければ結婚に対して前向きになるはずです。
リアム&サム
幼馴染のリアムとサムは、二十年以上の付き合いです。
あまりに一緒にいた時間が長いため、リアムがSan Myshunoに行くと聞いた時も、サムは当然のように合流すると決めていました。
長年サムのことを想っていたリアムですが、サムの方も無自覚ではあるものの、リアムに対して多少なりとも好意を抱いていたと思います。
婚約したからといって急に甘い関係になれるわけはなく、今後も仲の良い友達として明るい家庭を築いていくはずです。
Season 1&2の登場人物
マリオン・レインボー
ラウンジのオーナー。レイとリアムの上司。Season 1&2の主要登場人物。
元々面倒見の良いマリオンはレイを見つけて保護しますが、当時まだ16歳の子供であるレイを店に立たせるわけにはいかず、しばらくは自分のアパートに置いて下働きとしてレイを雇います。
両親と不仲のレイにとっては、初めて出会った唯一の「頼れる大人」であり、経営者としての手腕に優れたマリオンは、レイにとって「憧れの存在」となりました。
Season 1でも少しだけ触れましたが、マリーちゃんも家庭には恵まれていなかったので、家を飛び出したレイに自分を重ねたのだと思います。
ジェシー・カーキ
Del Sol Valley店の店長。Season 1&2の主要登場人物。
ラウンジの一常連客であったジェシーは、セシルとの別れを機にマリオンの元に身を寄せて、ラウンジで働き初めました。
Season 2では、ジェシーがラウンジに貢献する様子が描かれていますが、レイやリアムは知りません。
「マリオンの右腕」という立場を脅かす存在として、レイはジェシーをライバル視しますが、当然ジェシーはそんな立場に固執していないため、レイのことは「取っ付きにくい奴」くらいの認識だったと思います。
ジェシーは元々面倒見が良い人なので、今後は年下のレイを可愛がってくれるはずです。
San Myshuno店/Del Sol Valley店
San Myshuno店はSeason 1、Del Sol Valley店はSeason 2の舞台としてお馴染みのお店ですね。
今回もSan Myshuno編はもちろん、Del Sol Valley編でも登場するなど、大活躍してくれました。
San Myshuno店は、マリオンがオーウェンの力を借りてオープンしたお店です。
Season 2でも描かれていましたが、元々Del Sol Valleyのラウンジでアルバイトをしていたマリオンが、恋人との別れを機にSan Myshunoに移り住み、出店したお店です。
長年オーウェンの支配下で苦しんでいましたが、セシルやジェシーの力を借りて独立。
Del Sol Valley店をオープンしたことで、「2店舗目をオープンさせる」というレイとの願いを叶えられました。
Season 1&2の裏設定とその後
レイ&マリオン
Prologueでレイを助けた理由について、マリオンは「元カレに似ていたから」と答えています。
Season 2をご覧の方はご存知だと思いますが、マリオンの元カレは、Brindleton Bay編に出てきたレオン(ジーナの元夫)です。
いくら優しいマリオンとはいえ、初めて会った人(それも子供)を自宅に上げたりしないだろうと思い、レイは元カレであるレオンに似せてみました。
レイに出会った頃のマリオンはレオンと別れて1年程度なので、まだまだ未練があったはずです。
レイがマリオンに助けられたことはもちろんですが、マリオンもまた、レイの存在に救われていたと思います。
カレン&ローズ
San Myshuno編で散々名前が出てきたにも関わらず、結局登場しなかったローズ。ごめんね。
キャラが濃いからという理由もありますが……マリオン&ジェシーが出ているのにローズまで出てしまったら、San Myshuno編がただの「Season 2の延長」になってしまいそうだったため、登場は断念しました。
「ローズも出てくるかも?」と期待して下さっていた方がいたら申し訳ないです。
カレンは、ローズをイメージして作ったキャラクターです。
Spin-offの中で共演は叶いませんでしたが、裏側ではローズが「私の若い頃にそっくり!」と、カレンを可愛がってくれていると思います。
San Myshuno編の感想
San Myshuno店&Del Sol Valley店という見慣れた舞台での撮影も楽しかったのですが、新しい「レイ&リアム&サムの自宅」という舞台が新鮮で楽しかったです。
撮影に最適な造りなので、重宝していました。
撮影をするなら「広さ」と「天井の高さ」は大事です。とっても大事。
Willow Creek編は「緑」、Brindleton Bay編は「水色」、Del Sol Valley編は「赤」というイメージカラーがあり、San Myshuno編はラウンジの色に合わせて「黄色」になりました。
レイ&リアム&サムはOasis Springs出身なので、「Oasis Springsといえばイエロー家」(ライアン&ディランもOasis Springs出身です)ということで、自宅の中も黄色やオレンジといったビタミンカラーにしてみました。
個人的に黄色はそれほど好きな色ではないのですが、黄色×黒の組み合わせも良いですね。
また別の機会に取り入れてみたいです。
Season 2はそれぞれ結婚したり子供が生まれたりと落ち着いた世帯が多かったのですが、San Myshuno編は久々の独身4人世帯ということで、Season 1に戻ったような気持ちで撮影していました。
仕事の悩みや恋の悩み、こんな初々しい気持ちは私にとって遥か昔の記憶なので、シナリオを書くのが大変だったけど楽しかったです。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございましたm(_ _)m
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m