Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#103 応えられない事情【Season 2】

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夫婦の数だけ、個性がある。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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ウィル「レストランの料理は、島民からも観光客からも好評だね」

 

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バイオレット「素材が良いもの。あなたの作物のレベルが高くて良かったわ」

 

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ウィル「それじゃあ、クリスのおかげだな」

バイオレット「二人のおかげよ」

 

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ウィル「……電話だ。待ってて」

バイオレット「えぇ」

 

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バイオレット「……」

 

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バイオレット(ウィルには、まだ子供の件を伝えられずにいる)

 

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バイオレット(ウィルは結婚する気満々だし……いい加減、ちゃんと話し合わないとね)

 

 

 

 

 

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ウィル「お待たせ」

バイオレット「誰からだったの?」

 

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ウィル「本部からだ」

バイオレット「……何?」

 

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ウィル「バイオレットが所属していた組織が壊滅した。ボスを含め、幹部全員を逮捕したそうだ」

バイオレット「……え?」

 

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ウィル「イーサン・ウィンストンって知ってる?」

バイオレット「……えぇ。以前話した、同じ施設育ちの男の子よ」

 

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ウィル「彼が司法取引に応じたらしい」

バイオレット「まさか……」

 

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バイオレット「彼は無事なの?これからどうなるの?」

ウィル「まだ詳しいことはわからない。でも、ゴールド財閥がバックにつくようだ」

 

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バイオレット「……どういうこと?」

 

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ウィル「さぁ……とにかく、今は警察の保護下にある。安全は保証されているから大丈夫だよ」

バイオレット「……そう」

 

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ウィル「それよりバイオレット、これで完全に自由の身だ」

 

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バイオレット「自由……?」

 

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バイオレット「ローズに連絡できる?」

ウィル「連絡どころか、会いにも行ける」

 

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バイオレット「そう……そうね。信じられない、こんな日が来るなんて」

 

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ウィル「これから本部やクリスに詳細を確認してみるよ。安全が確認できたら、ローズに連絡してみよう」

バイオレット「えぇ」

 

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バイオレット(これでようやくローズと再会できる。それに……)

 

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ハワード『San Myshunoに産婦人科に勤める友人がいます。紹介しますので、一度診察を受けてみてはいかがでしょう?』

 

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バイオレット(San Myshunoの病院に行くこともできるわね)

 

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ウィル「ローズに会うのが楽しみだね。もしかしたら、俺たちの結婚を直接報告できるかもしれない」

 

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バイオレット「……」

 

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バイオレット「結婚については、考え直した方が良いかも……」

ウィル「え?どうして?」

 

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バイオレット「ごめんなさい。ずっとあなたに伝えようと思っていたんだけど……」

 

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バイオレット「私は、子供が産めないかもしれない」

 

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ウィル「……どういうこと?」

バイオレット「ハワードに検診してもらったの。私は子供をつくることはできても、お腹で育てることは難しいと言われたわ」

 

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ウィル「それは確か?」

バイオレット「えぇ。San Myshunoの産婦人科を紹介してもらったから、診察を受けてみるつもりだけど……」

 

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バイオレット「子供は望めないと思う」

ウィル「……」

 

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バイオレット「あなたは子供好きでしょう?だから、私以外の人と結婚してほしいの」

ウィル「バイオレット……」

 

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ウィル「子供のこと、ショックだったね。気付いてあげられなくてごめん」

バイオレット「……」

 

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ウィル「良いんだよ。俺は子供が欲しくて結婚するわけじゃない」

 

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ウィル「この先の人生を、バイオレットと一緒に過ごしたいから結婚するんだ」

 

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ウィル「子供ができなくても、他に幸せを実現する方法はたくさんある」

バイオレット「幸せ?」

 

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ウィル「そう。二人で共通の趣味を見つけたり、ペットを飼ったりしても良いね。バイオレットは、猫好きだろう?」

バイオレット「えぇ……」

 

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ウィル「どうしても子供が欲しいなら、養子という選択もある。それに……」

 

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ウィル「いずれはこの島に養護施設を作っても良いね」

バイオレット「養護施設?」

 

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ウィル「ルナの話を聞いて思ったんだ。この島には、子供を保護する施設が必要だって」

 

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ウィル「ルナは、クリスのような人に出会えてラッキーだったけど、誰もが良い育て親に出会えるとは限らない」

 

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ウィル「Sulaniは人口も増えていることだし、いざという時に、一時的にでも子供を保護できる施設があった方が良いと思ったんだ」

バイオレット「素晴らしい考えね」

 

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ウィル「バイオレット」

 

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ウィル「子供ができないとしたら、それは俺たちの一つの個性だ」

バイオレット「個性?」

 

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ウィル「そう。バイオレットが望むなら、San Myshunoの病院には行こう。でも、最終的に子供ができなかったとしても、気に病む必要はない」

 

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ウィル「俺たちなりの幸せを見つけよう」

バイオレット「ウィル……」

 

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バイオレット「ありがとう。あなたとなら、どんな道を選んでも幸せになれそうだわ」

 

 

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私の周りは、犬っぽい人ほど猫好きで、猫っぽい人ほど犬好きです。

 

セシル・ローズ・ウィル・ライアン→犬好き

ケヴィン・バイオレット・クリス・マリア→猫好き

マリオン・ジェシー→どっちも好き

リタ→ライアン以外の生き物は全部好き

ハワード→生き物はペットではなく研究対象

ジュリアン→兄さん以外の生き物に興味なし

ワイアット・リック→旦那様だけで手一杯

 

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