Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#74 名前のない絆【Season 2】

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関係性は、本人よりも周囲の方がよく理解している。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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ルナ「見て!お母さん」

 

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ミア「ルナ、上手よ」

 

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ハワード「やはり足の痛みは、人魚になる前兆だったようですね」

ミア「えぇ。ティーンを迎えて、無事に人魚になることができて良かったです」

 

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ハワード「ルナちゃん、そろそろ人が増えてくる時間です」

 

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ハワード「泳ぎの練習はここまでにして、家に戻りましょう」

ルナ「わかった!」

 

 

 

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ウィル「レストランのメニューは決まった?」

 

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バイオレット「候補は挙げたわ。あとは絞り込むだけよ」

 

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ウィル「この調子なら、来月にはオープンできそうだ」

バイオレット「そうね」

 

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ウィル「ところで……この料理、どうしたの?」

 

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バイオレット「サンド・バーのマスターからもらったの」

ウィル「え?」

 

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ウィル「……わざわざ家まで来たの?」

バイオレット「ウィル、警戒しないで」

 

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バイオレット「マスターは、レストランのオープンをとても喜んでくれたわ」

ウィル「ライバルなのに……どうして?」

 

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バイオレット「観光客が増えたことで、バーだけではお客さんを捌ききれないんですって。レストランのオープンが待ちきれないそうよ」

 

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ウィル「そうか……これから協力し合えると良いね」

バイオレット「えぇ」

 

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ルナ「ただいま」

バイオレット「お帰りなさい、ルナ」

 

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ウィル「人魚の姿には慣れた?」

ルナ「うん!もうどこまででも泳げそう」

 

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ウィル「それは良かった。絶対に家族以外の人には見られないようにね」

ルナ「気をつける」

 

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ルナ「この料理、バイオレットの手作りじゃないよね。どうしたの?」

 

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バイオレット「差し入れにもらったの。少し早いけど、ランチにしましょう」

ルナ「うん」

 

 

 

 

 

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ウィル「ルナから人魚の話を聞いた時は、俄には信じ難かったけど……」

 

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ウィル「俺たちも、すっかり慣れてしまったな」

ルナ「この島で暮らすなら、人魚との共存は必須だもんね」

 

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バイオレット「ねぇ、ルナは高校を卒業したらどうするの?」

 

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ルナ「大学に進学するよ。ライアンやリタみたいに、海洋生物学者を目指すの」

 

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ミア「……ということは、この島を出ることになるのね」

ルナ「4年間だけだよ。大学を卒業したら、ちゃんと戻って来るから」

 

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ミア「4年も離れているなんて、心配だわ……」

ルナ「私も島を出るのは不安だけど、向こうにはクリスやライアンがいるから大丈夫」

 

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ルナ「私より、お母さんを残していく方が心配かな」

ミア「私?」

 

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ハワード「大丈夫ですよ、ルナちゃん。ミアさんには私たちがついていますから」

 

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バイオレット「……」

 

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バイオレット「ハワードとミアは、不思議な関係ね」

ミア「え?」

 

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バイオレット「一緒には暮らしていないし、交際もしていない。それでも、家族のようでもあるし、恋人のようでもある」

 

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ミア「こ、恋人……?」

ウィル「知り合ってどれくらい経つんですか?」

 

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ハワード「実際に顔を合わせたのは、3年ほど前でしょうか?」

ミア「はい」

 

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ミア「でも、お互いの存在は8年前から知っていたわ」

バイオレット「8年?ずいぶん長いのね」

 

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ウィル「もう交際どころか、結婚していてもおかしくないな」

ミア「け、結婚!?」

 

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ウィル「こんなに仲が良いのに、何も進展がないなんて不思議ですね」

ハワード「不思議……ですか」

 

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ハワード「ルナちゃんの学校でも、同じようなことを言われましたね」

ルナ「え?」

 

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ハワード「戸籍上、養父はクリスさんになっていますから。ミアさんやルナちゃんとの関係性を聞かれて、苦労しました」

 

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バイオレット「……正直、私もこの家に来たばかりの頃、ハワードとルナの関係性を理解するのに苦しんだわ」

ハワード「そうですか。では……」

 

 

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ハワード「結婚しましょうか?」

ミア「え?」

 

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ルナ「え!?」

 

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ウィル「……え?」

バイオレット「……え?」

 

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全員「………………」

 

 

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天才の発想こそが、不思議そのもの。

 

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