Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#65 不可解なきっかけ【Season 2】

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何気ない言動も、受け取り方は人それぞれ。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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ケヴィン「なるほどな……」

 

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ケヴィン「Windenburgの領主だったゴールド家が、San Myshunoの開発を担当することになったのは、15代目の弟がSan Myshunoの市長になったからか」

 

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ワイアット「その通りです。以来ゴールド家は、San Myshunoと深い繋がりを築いてきました」

ケヴィン「そうだったのか……」

 

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ケヴィン「歴史の勉強なんて退屈だろうと思っていたけど、セシルに関係があると思うと面白いな」

 

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ケヴィン「ワイアットの教え方が上手いおかげ……」

 

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ケヴィン「うわっ!びっくりした」

 

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ワイアット「イヴ……何をしている?」

 

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イヴ「どうぞお気になさらないでください」

ケヴィン「いや、すごく気になるんだけど……」

 

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ワイアット「申し訳ありません、ケヴィン様。少々お待ちください」

ケヴィン「わかった」

 

 

 

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ワイアット「イヴ、私に何か用か?」

 

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イヴ「火急の用件はありません。ただ……」

 

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イヴ「最近、ワイアット様に避けられている気がして不安なのです」

 

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ワイアット「……」

 

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ワイアット「何度も言うようだが……私は君と交際するつもりはない」

 

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イヴ「なぜです?私がヴァンパイアだからですか?それとも……」

 

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イヴ「私がレイチェル・レッドの妹だからですか?」

ワイアット「イヴ……」

 

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ワイアット「君が何者でも構わない。ただ、理解できないだけだ」

イヴ「理解できない?」

 

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ワイアット「……どうして私なのだ?」

イヴ「え?」

 

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ワイアット「君にふさわしい相手なら、他にもいるはずだ。なぜ私でなければならない?」

イヴ「……」

 

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イヴ「初めてだったから」

ワイアット「え?」

 

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イヴ「私を守ってくださったのは、ワイアット様が初めてだからです」

ワイアット「……守る?」

 

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イヴ「聞いてしまったのです。リック様との会話を」

 

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イヴ「あれは、私がこの屋敷にお仕えして間もない頃でした……」

 

 

 

 

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リック「やはり、イヴをこの屋敷に置くのは危険だ」

ワイアット「リック……」

 

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ワイアット「その件については、すでに話し合ったはずだ」

 

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ワイアット「イヴは仕事を完璧にこなしているし、旦那様に対しても従順だ。理由もなしに解雇することはできない」

 

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ワイアット「そもそも、君がイヴの経歴に問題ないと判断したんだろう?」

リック「お前が、早急にメイドを寄越せと急かすから……」

 

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リック「いいか?イヴは経歴に問題がないんじゃない、経歴そのものがないんだ」

 

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リック「このまま雇い続ければ、旦那様に危険が及ぶかもしれない」

 

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ワイアット「ならば、イヴが危険だという証拠を示してくれ」

リック「ワイアット……」

 

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ワイアット「私はこの家の執事長だ。部下を取りまとめるのが私の務めであり、守ることもまた大切な務めだ」

 

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ワイアット「不当な解雇を認めるわけにはいかない」

 

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リック「……アレクシス様に危険が及ぶかもしれないんだぞ?」

 

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ワイアット「それなら、君たちがお護りすれば良い。それが護衛係の務めだろう?」

リック「……」

 

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イヴ「……」

 

 

 

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ワイアット「……私は、責任を果たしただけだ」

 

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イヴ「それでも、私にとっては特別だったのです」

ワイアット「特別?」

 

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イヴ「ずっと、一人で生きてきました」

 

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イヴ「あの通りの姉ですから、遊び歩いて家になど寄りつきもしない」

 

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イヴ「その間、私は家に一人きり。支えてくれる人も、守ってくれる人もいませんでした」

ワイアット「……」

 

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イヴ「ワイアット様は、私の気持ちなど受け入れてくれないとわかっています。それでも……」

 

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イヴ「お慕いしています」

 

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ワイアット「イヴ……」

 

 

 

 

 

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マリオン「え?San Myshunoにいるの?」

 

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マリオン「そう……良いわ。その時間なら、ちょうど店を閉める頃よ」

 

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マリオン「わかった、その時に返事を伝えるわ」

 

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マリオン「……そうよ。もう決めたの」

 

 

 

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ジェシー『うん、何も感じない』

 

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ジェシー『やっぱり俺たちは、恋人なんて無理だな』

 

 

 

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マリオン「……」

 

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マリオン「えぇ、待ってるわ。レオン」

 

 

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義務教育で教わるレベルの勉強に、逐一感動するケヴィン。

 

 

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