人の縁は、思わぬところで繋がっている。
↓Season 1のまとめは、こちら。
↓Season 2の第1話は、こちら。
ローズ「アレクシスさん、アレクシスさん!」
ローズ「100万シムオリオン頂戴」
セシル「……」
セシル「寝言は寝て言え。どうして俺が、そんな大金をお前にやらないといけないんだ」
ローズ「自分のブランドを立ち上げて、ショップを開きたいの」
セシル「出資してほしいってことか?」
ローズ「そうとも言う」
セシル「ふざけるな。どこでどんな仕事をしているのかもわからない、お前みたいな胡散臭い自称・スタイリストに出資するほど、俺はバカじゃない」
ローズ「胡散臭い!?私の身辺調査したでしょう?」
ローズ「アレクシスさんが知らないだけで、ファッション界では有名なんだから」
セシル「そうかよ」
セシル「もうすぐケヴィンの娘たちが来るから、お前は自分のブランドの構想でも練っていろ」
ローズ「もう……」
ガチャ
セシル「大体、お前は……」
クロエ「あ、セシルだ!」
セシル「クロエ、エマ!よく来たな」
エマ「セシル、会いたかった!」
セシル「道に迷わなかったか?」
クロエ「うん」
クロエ「パパたちに迎えに来てもらったお陰で……って」
クロエ「うそ……ローズ・ピンクさん?」
ローズ「初めまして」
セシル「ローズを知っているのか?」
エマ「知らない人なんていないよ!だって、ファッションの神様だもん」
クロエ「大ファンです!もちろん、SNSも毎日見てます」
ローズ「本当?ありがとう」
ケヴィン「ほら、お前たち。ワイアットやマリアにも挨拶しないと」
クロエ&エマ『はーい』
セシル「……」
ローズ「……」
セシル「それで、いくら出資してほしいって?」
ローズ「………………」
ケヴィン「セシル、ローズは?」
セシル「へそ曲げてるから、放っておけ」
ケヴィン「え?」
セシル「そんなことより、久しぶりだな。学校はどうだ?」
クロエ「順調だよ。2年生になって、学校にもホームステイにもすっかり慣れた感じ」
エマ「ホストファミリーのお陰で、Sulaniの環境保護活動にも詳しくなれた」
クリス「すみません、遅くなりました」
セシル「クリス、ちょうど良かった」
セシル「Sulaniにいたなら、知っているんじゃないか?」
クリス「何ですか?」
エマ「ライアンとリタ、知ってる?」
クリス「えぇ……ライアンは大学の後輩で、Sulaniで一緒に暮らしていました」
クロエ「それじゃあ、エイデンの名付け親ってクリスさんのこと?」
クリス「……どうしてそれを?」
エマ「私たち、ライアンとリタのお家にホームステイしてるの」
クリス「え!?そうなんですか」
クリス「みんな変わりないですか?」
エマ「うん、元気だよ」
クロエ「エイデンは、どんどん大きくなってる。後で写真見せるね」
クリス「ありがとうございます」
ケヴィン「俺たちはまだ、ホストファミリーに会ったことがないんだ。どんな人たちなんだ?」
クリス「ライアンとリタですか?」
クリス「ライアンは環境保護活動家で、リタは海洋生物学者です。二人とも賢くて思いやりがあって、素晴らしい友人ですよ」
ケヴィン「そうか、それを聞いて安心した」
クリス「……」
セシル「本当は、弟のジュリアンにも会わせたかったんだが……どこに行ったんだ?あいつ」
ケヴィン「外出禁止令が解かれたから、外で羽を伸ばしているんだろう?」
セシル「まったく、解いた途端にこれか」
セシル「これから後継者としての教育も始まるのに、あいつは……」
クリス「……」
クリス「お嬢様方、どうかライアンのことは……」
クロエ「大丈夫。ちょっとだらしないところはあるけど……実はできる人だって、ちゃんとわかってる」
エマ「パパやセシルに告げ口する気はないから、安心して」
クリス「……ありがとうございます」
ワイアット「リック、ジュリアン様はどうした?」
リック「あー……イヴと出かけた」
ワイアット「イヴと?」
リック「そこなんだよな……理由を知りたいんだが、知らない方が良い気もする」
ワイアット「どういう意味だ?」
リック「一年前に、San Myshunoでゴールド財閥の関係者が、何人か記憶喪失で発見された事件があっただろう?」
ワイアット「あぁ」
リック「ジュリアン様が関わっているらしい」
ワイアット「……確かなのか?」
リック「あぁ」
リック「本人が言っていた」
ワイアット「……」
ワイアット「なんということを……」
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今回の撮影中に5回くらい発狂しかけました……。
私にとって大人数×料理の撮影は、なかなかの難易度です。
やる気スイッチです。応援よろしくお願いしますm(__)m