Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#15 手強い相手【Season 2】

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この世で一番手強い存在は、『お母さん』であるーー

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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クロエ「エマ、パパからメール来たよ」

 

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クロエ「セシルのお父さんの葬儀が終わったって」

 

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エマ「私たち、出席しなくて良かったのかな?」

クロエ「パパに来るなって言われたんだもん。仕方ないよ」

 

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エマ「『娘には泣き顔を見られたくないもんだ』って……セシルがメソメソ泣くとは思えないけど」

クロエ「確かに」

 

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クロエ「まぁ、パパが代表で行ってくれたから大丈夫でしょう」

エマ「セシル、落ち込んでないといいな」

 

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クロエ「落ち着いたら、会いに行こう。噂の豪邸も見てみたいし」

エマ「そうだね」

 

 

 

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リタ「ただいま!遅くなってごめんなさい」

エマ「リタ」

 

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リタ「ちょっと残業するつもりが、すっかり遅くなっちゃった。ライアンとエイデンは?」

クロエ「ちゃんと寝かせておいたよ」

 

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エマ「エイデンも、ライアンも

 

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リタ「ありがとう!あなたたちが帰って来てくれて良かったわ」

クロエ「忙しい時は私たちが手伝うから、遠慮なく言ってね」

 

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エマ「エイデンは手がかからないけど、ライアンの面倒を見るのは大変でしょう?」

リタ「そうなのよ。帰って来てくれて、本当にありがとう」

 

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リタ「あなたたちは、ちゃんとご飯食べた?勉強は順調?」

 

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クロエ「うん。この家にも学校にも慣れたし……そろそろアルバイトでもしようかな」

リタ「アルバイト?」

 

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エマ「大丈夫。勉強も家の手伝いもちゃんとするから」

リタ「……」

 

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リタ「アルバイトの件は、お父様にも許可は取った?」

エマ「もちろん」

 

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リタ「ふーん……そう」

 

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リタ「それじゃあ、電話して確認するわね」

エマ「え!?」

 

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クロエ「パ、パパに確認するの……?」

リタ「そうよ」

 

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リタ「あら、慌てちゃってどうしたの?ちゃんと許可を取ったのなら、問題ないでしょう?」

 

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クロエ「……」

エマ「……」

 

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リタ「確か、緊急連絡先として登録しておいた番号が……」

クロエ「あ……」

 

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クロエ「ごめんなさい、本当は許可取ってないの!」

 

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エマ「クロエ……」

リタ「やっぱりね」

 

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リタ「わざわざ高い学費払って進学校に通わせる親御さんが、アルバイトなんて許可するわけないでしょう?」

 

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リタ「『お母さん』を舐めないことね」

 

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クロエ「……パパなら簡単にOKしてくれるのに」

エマ「お母さんって、手強い……」

 

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リタ「言ったでしょう?私はあなたたちのお母さん代わりなの」

 

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リタ「お母さんっていうのは、甘やかすだけが仕事じゃない。あなたたちにマイナスになるようなことは、嫌われてでも止めるわよ」

 

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クロエ「……はい」

エマ「ごめんなさい」

 

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リタ「よし」

 

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リタ「……とはいえ、お母さんだって鬼じゃないわ。ここは折衷案を考えましょう」

エマ「折衷案?」

 

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リタ「そう。アルバイトをしたいなら、家の中でしたらどう?」

クロエ「……家の中で?」

 

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リタ「クロエとエマがお手伝いをしてくれることは、本当に助かっているの。私も何かお礼をしたいと思っていたから……そうね」

 

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リタ「お手伝いに対する報酬として、お小遣いをあげるわ。これでどう?」

クロエ「……いいの?」

 

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リタ「勉強も大切だけど、オシャレして遊びたい年頃だものね。女の子の気持ちもわかるつもりよ」

エマ「ありがとう!」

 

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リタ「お小遣いの件は、ちゃんとお父様に報告するのよ。お父様が許可してくれたら、来週から始めましょう」

 

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クロエ「ちゃんと連絡する」

エマ「リタ、大好き!」

 

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リタ「はいはい。お小遣い分はしっかり働いてもらうわよ」

 

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リタ「エイデンのお世話をお願いね。もちろん、ライアンも

 

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エマ「ライアンのお世話も入るなら、追加料金欲しいんですけど」

 

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リタ「確かに、割りに合わないわね。追加料金分は本人に請求して頂戴」

クロエ&エマ『はーい』

 

 

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幼児より手のかかるライアン。

  

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