Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#34 父親の育て方【Season 2】

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本人の強い意思がなければ、人は変わることができない。

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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セシル「家を空けていた俺が、言えることではないかもしれないが……」

 

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セシル「お前たちは一体何をしていたんだ?」

ワイアット&リック&マリア『申し訳ございません』

 

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セシル「ジュリアン、お前はうちの会社で働かせることにする」

 

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セシル「極力身内は採用したくないが……他所で問題を起こされても困るからな」

 

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セシル「名門大卒なら、最低限の採用基準には合っているだろう。一人前になるまで、クリスに教育してもらえ」

 

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マリア「あの……旦那様」

セシル「何だ?マリア」

 

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マリア「大変申し上げにくいのですが……ジュリアン様は『大卒』ではありません」

 

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セシル「Britechester大学に通っていただろう?」

 

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マリア「確かに大学には行きましたが、卒業はできておりません」

セシル「……は?」

 

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ジュリアン「俺、まだ大学生だったんだ」

セシル「ジュリアンお前……」

 

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マリア「不足している単位を取得すれば、すぐに卒業できるはずです」

 

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セシル「まったく……どこまで手のかかる弟なんだ。カイルの方がよほど利口だな」

 

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ジュリアン「仕方ないでしょう?次期当主が失踪していたせいで、ゴールド家を守ることに必死だったんだから。少しは感謝してよね」

 

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セシル「……」

リック「あー……ジュリアン様、少し黙っていましょうか」

 

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セシル「もちろん感謝しているとも。そうでもなければお前みたいな問題児、とっくにこの家から追い出している」

 

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セシル「ジュリアン、お前はとりあえず大学卒業と子育てに専念しろ。就職は、その後だ」

 

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セシル「ワイアット、リック、マリア」

 

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セシル「今度こそ、ジュリアンをしっかり教育しなおせ。二度目はないぞ。いいな?」

ワイアット&リック&マリア『かしこまりました』

 

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ジュリアン「またこいつらに監視させる気?」

セシル「『こいつら』じゃないだろう」

 

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セシル「ゴールド家では、使用人や護衛係をぞんざいに扱うことは許さない」

 

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セシル「それぞれに名前があり、役割がある。敬意を持って接しろ」

 

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セシル「返事は?」

ジュリアン「……はい」

 

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セシル「ワイアット、ジュリアンに大学を卒業する方法を調べさせろ」

ワイアット「かしこまりました」

 

 

 

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セシル「……」

 

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セシル「最悪だ……」

マリア「旦那様?」

 

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セシル「『敬意を持って接しろ』?今の俺の話し方、親父そっくりだ」

 

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マリア「旦那様……」

 

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マリア「話し方どころか、外見も内面も、お若い頃のアレクサンダー様にそっくりですよ」

 

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セシル「……」

リック「追い討ちをかけるなよ」

 

 

 

 

 

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ジュリアン「あーあ……」

 

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ジュリアン「ずっと兄さんが戻ってくれれば、自由になれると思っていたのに……以前より自由がないんだけど」

 

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ジュリアン「こんなことなら、俺がゴールド家を継げば良かった」

ワイアット「心にもないことを」

 

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ワイアット「アレクシス様がジュリアン様に厳しく接するのは、すべて愛情です」

 

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ジュリアン「本当、兄さんも物好きだよね。俺はゴールド家の者じゃないんだから、放っておけば良いのに」

 

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ワイアット「血の繋がりはなくとも、あなたはゴールド家の一員であり、アレクシス様の大切な弟なのですよ」

ジュリアン「……」

 

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ジュリアン「まぁ、鬱陶しいとは思うけど……愛情ゼロで子供を放置する親よりマシかもね」

 

 

 

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ケヴィン『少なくともカイルには、パパとママがいる家庭を教えてあげられる』

 

 

 

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ジュリアン「……」

 

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ジュリアン(もしかして俺、あの女と同じことをしようとしていた……?)

 

 

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側にいると面倒だけど、姿が見えないと不安になるのが、ジュリアン。

 

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