Sims 7 days

PC版『The Sims4』の創作Blogです。シムたちのオリジナルストーリーを展開中。※一部BL要素を含みます。

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【Sims4】#7 二つの改革【Season 2】

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組織は、綺麗事だけでは成り立たないーー

 

 Season 1のまとめは、こちら。 

 Season 2の第1話は、こちら。 

 

 

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ビクトリア「失礼します」

 

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セシル「お前は……」

 

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ビクトリア「本社CEOのビクトリア・スカーレットと申します」

 

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セシル「あぁ……営業課にいた奴か」

ビクトリア「私のことを覚えておいでですか?」

 

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セシル「やたら威勢の良い女性社員がいたことは覚えている。社長に就任とは、大したものだな」

 

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ビクトリア「……全て、アレクサンダー様のおかげです」

 

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ビクトリア「お父様のこと、心からお悔やみ申し上げます。恩返しもできないまま亡くなられてしまい、残念でなりません」

 

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セシル「悔やんでいても仕方がない。恩返しがしたければ、会社の経営に集中してくれ」

ビクトリア「そうするつもりです」

 

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ビクトリア「今は葬儀の準備中ですか?」

セシル「あぁ……と言っても、実際に動いているのは家の者だけどな」

 

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ビクトリア「アレクシス様。お時間があるようなら、今のうちに『秘書』を決めてはいかがですか?」

セシル「秘書?」

 

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ビクトリア「はい。今後は仕事でもプライベートでも、多忙を極めることになるでしょう。専属の秘書が必要です」

セシル「……そうだな」

 

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ビクトリア「一度、本社にお越しください。現在の様子を見ていただきたいですし、良い気晴らしにもなるはずです」

 

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セシル「ビクトリア、反ゴールド同盟の息がかかっていない社員を選べるか?」

 

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ビクトリア「何人か、信頼のおける優秀な社員がいます。秘書にふさわしい人材を選んでおきますので、ご自分の目で選出なさってください」

 

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セシル「わかった。明日の朝、顔を出そう」

 

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セシル「上層部には、葬儀の後に改めて挨拶する」

ビクトリア「はい。明日は、内密に必要な人材だけを集めます」

 

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セシル「頼んだぞ」

ビクトリア「かしこまりました」

 

 

 

 

 

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セシル(まずは『反ゴールド同盟』とやらの炙り出しが必要だな)

 

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セシル(財閥もこの家も……信頼できるメンバーを集めて、古い体制を変えなければならない)

 

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セシル(やることが山積みだ。当分、ケヴィンとはゆっくり過ごせそうにないな……)

 

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セシル「……」

 

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セシル「さっきから何なんだよ、暇なのか?」

 

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マリア「アレクシス様がいなくならないように、見張っています」

 

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セシル「あのな……俺はこの家を継ぐと宣言したんだぞ?いなくなるわけないだろう?」

 

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マリア「ジュリアン様の一件もあるので」

セシル(完全に人間不信だな……)

 

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セシル「お前ら俺がいなくなって大騒ぎしていたらしいけど、俺は断じて『失踪』なんてしてないからな」

マリア「どういうことですか?」

 

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セシル「大学を出るまで会社を手伝う代わりに、卒業後は好きにして良いって親父から言われていたんだよ」

 

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マリア「アレクサンダー様とどのような約束していようと、私に黙って姿を消したんです。立派な失踪ですよ」

 

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セシル「……謝っただろう?」

 

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マリア「まだ許していません」

セシル「……」

 

 

 

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セシル「ジュリアンは、まだ見つからないのか?」

マリア「……はい。護衛係が捜索中です」

 

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セシル「リックの奴、俺のことは簡単に捜し出すくせに……何を手こずっているんだ?」

 

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マリア「アレクシス様は、よく幼馴染のケヴィン様と家を抜け出しては、連れ戻されていましたものね」

セシル「……」

 

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セシル(ジュリアンの奴……こんな時に、どこで何をしているんだ?)

 

 

 

 

 

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ジュリアン「お兄さん」

 

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ジュリアン「あんたゴールド家の親族なんでしょう?」

 

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男性「何の話だ?そんな家、知らな……」

 

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ジュリアン「俺も『反ゴールド同盟』の一員なんだ。よかったら協力しない?

 

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男性「……」

 

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男性「話を聞こうーー」



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マリアは、一度カウンセリングを受けるべき。

  

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