別々の道を歩んでも、何度でも立ち戻るー
↓第1話はこちら
レイチェル「ジュリアンがいないですって!?」
マリア「奥様、どうか落ち着いてください」
マリア「いつものように、外出しているだけでしょう」
レイチェル「冗談じゃないわよ!」
レイチェル「こんな大事な時に姿を消すなんて、一体何考えてるのかしら……」
マリア(普段は心配なんてしないのに……)
マリア(それにしても、ジュリアン様はどこに行ったのかしら?)
マリア(夜遊びをしても、翌朝には帰ってきていた。3日も家を空けるなんて……)
マリア(嫌な予感がするーー)
ワイアット「旦那様、ご気分はいかがですか?」
アレクサンダー「良いとは言えないが、悪くはないな」
ワイアット「そうですか……」
アレクサンダー「どの道、私に残された時間は少ないようだ」
アレクサンダー「ワイアット、一つ頼まれてくれるか?」
ワイアット「はい」
アレクサンダー「そこにある手紙を、アレクシスに渡して欲しい」
ワイアット「では、リックに……」
アレクサンダー「いや、これはワイアット。お前が直接渡すんだ」
ワイアット「私が……ですか?」
アレクサンダー「この手紙には、ゴールド家の未来を左右する情報が含まれている」
アレクサンダー「私やアレクシスが、最も信頼する人物に託したいのだ」
ワイアット「旦那様……」
アレクサンダー「アレクシスの居場所は、リックに聞いてくれ」
アレクサンダー「頼んだぞ」
ワイアット「かしこまりました」
リック「ワイアット、出かけるのか?」
ワイアット「あぁ」
ワイアット「旦那様から手紙を託された」
ワイアット「アレクシス様の居場所を教えてくれ」
リック「……」
リック「わかった」
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ジュリアン失踪事件。
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